ただ、黙って出された旨さを楽しむ幸せ・・・その(4)
今日は元同僚、今は別の会社で似たような仕事をしている後輩と秘密会議。私がスポンサー。
「たまにはウマイもん食わせてくださいよ~」
と、いう事でこのお店へ来た。一人ならともかく、スポンサーなので、今日は握りで勘弁してもらう(爆
「握るかい?」→ 「お願いします」
「飲みものは?」→「私はあったかいお茶・こいつはビールで」
大将との会話はこれだけ、以上。
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【ひらめ】
濃厚な旨味を煮切りが爽やかな後味に仕上げてくれる。のっけから驚かされるうまさ。
「うま!これ、どこのひらめっすか?」「余市沖」
会話は以上。(笑)
しかし、脂のノリと味の濃さ・・・だけど、すこしもシツコク無く、むしろすっきり爽やかな後味が泣かせてくれる。
【本マグロのヅケ】
これまた、旨味が濃い!力強い肉のような濃い旨味なんだけど、やっぱり爽やかなのだ。口の中で旨味があふれまくっている感じ・・・凄いなこれ。
うま!
【大トロ】
あ~あ、来ちゃったよ・・・メインのネタが早くも・・・シャリが見えなくなるほど大振りの大トロ。やばい・・・食べる前からこれはやばいとわかる。
意を決して口に放り込む・・・・脂はたっぷりなのだ、あふれるくらい。でも、不思議とすっきりとした後味。こら、煮切りの仕業なんだわ。
うまそうだと期待して、必ずその期待を裏切る。予想した以上にとんでもなく旨い。困った握りである。
【甘エビ】
あまえび・・・と言えば、ここの大将は増毛/留萌/苫前産しか使わないんだよね。でも、今は留萌あたりじゃ甘エビ採れないんじゃなかったかなぁ・・などと見つめていたら、
「今日は余市な」
あ、心のつぶやき、バレてる・・・
会話は以上。(笑
余市産と一瞬、申し訳なさそうな表情をのぞかせた大将だけど、この味わい・・・ふんわりした口当たりに、噛むと甘みが爆発。そして最後に煮切りの爽やかな後味がス~ッと抜けて行く感じ。食べきった瞬間、ため息がでてしまった。産地が余市で申し訳ないなんて、とんでもない・・・
【つぶ】
「つぶ?・・・(ん~アワビじゃないんだ・・・)」と心の中でつぶやいたのだが、「今日はね良いアワビ無えんだわ」と、こちらもバレバレ。
会話は以上。(笑
いつもはコリコリのアワビなんだけど、今日は新鮮なツブのコリッとした食感、まったく臭みの無い旨味をしばし堪能する。
【ヤリイカ】
今日び、イカは御馳走だよね。ちょっとした贅沢ネタだ。ヤリイカらしい歯ごたえのある食感に、やはり濃厚な旨味と、身の甘さを最大限に引きたてる煮切りの技。
いやはや、うまいや。
【ノリの味噌汁】
何の変哲もないお椀も、大将の手にかかると上品な一品料理にグレードアップするから不思議。
(箸置きにさりげなく「善」の字があしらわている)
箸休めの後は・・・怒涛の握りが・・・来るぞ~
【シャコ】
旬だよね。エビのような味わいにカニのような旨味。この時期のシャコは初夏の味わい。これは、やや濃いめの煮切りで力強い味わい。多くの鮨店でこのネタはツメ・・・なんだけろうけど、ここでは煮切りなのだ・・・そしてまた、これがまたうまいのだ。
【大切りズワイ】
お待ちかね~である。ネタケースにあるときから、気になって気になって・・・大将がこのネタをケースから出してから、ずっとドキドキしていた。
口に放り込む、噛んだ瞬間は味がしない?そして次の瞬間、あふれんばかりの旨味が爆発する。その旨味に浸っていると次の瞬間、濃厚なカニ味噌の香りと旨味が追いかけて来る。
おお、この旨味の時間差攻撃はたまらん!と悦に入っているところに、すっきりと煮切りの後味。
ずっとこれ食べ続けていたい・・・本気でそう思った。(笑
【いくら と うに】
ズワイの後味に酔っていると、目の前にドンドンと置かれた軍艦2カン!
いくらは、時期ではないのはわかるけど、臭みが無い・・・・すげぇ・・・どうしたらこんなに臭みが無く、澄んだ味わいのイクラが、今の時期に手に入るのだろう・・・
そして、大将のこだわりのウニ。これは、浜中の養殖モノ。大事に大事に丁寧に育てられたウニは絶品なのだ。
舌の上でふわっと溶ける。ふんわりと、とろける味わい。
うま・・・・
【締めの玉子焼き】
お腹が空いて食べっぷりの良いときであれば、もう1~2カン握ってくれた後で、玉子焼き・・・となる。または、最後に「巻物行くかい?」と声をかけてくれるのだが、今日は後輩と喋りまくっていたので、そのまま玉子焼きとなった。
ふと見ると、後輩は3つも4つも握りを皿の上で余している。
せっかくのうまい鮨なのに・・・
喋るなら居酒屋だったな・・・と苦笑い。
「先輩、食ってばっかで全然人のハナシ聞いてくれないですね」
いや、お前、この味を残すなよ・・・「いいからまず食え」とお説教。(笑
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すし乃かま田・・・今日も期待を裏切られた。うまいぞ・・・と予想していても、それを遥かに超えてのウマさ・・・には感服脱帽である。
ごちそうさまでした、また来ます。
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