腹の括り、もしくは年長者の意見の傾聴こそ、野球選手だけではなく必要な事(だと思う)

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2024年12月3日 江別は晴れ

上沢腹くくれ

 

■耳を疑う言葉

・家族に早く会いたいという想いしか無かった・・・
・自分が野球のシーズン中、いかに家族に助けられていたか、良くわかった。
成績が伸びず、リフレッシュする方法も無く、気持ちがふさぎ込んでしまった。
アメリカと言う場所は想像していたよりはるかに辛かった。
子供や家族に会えないという事が(堪えた・・・または、キツかった)

これは、アメリカ朝鮮から帰国した上沢投手が吐露した素朴かつ素直なコメントだ。

 

いやはや・・・

 

野球という言葉を仕事という単語に置き換えたらどうだろう?周囲が「厳しいぞ」「半端な覚悟では通用しないぞ」と散々言ってくれたのに、結局は自分が「行きたい」とその言葉を振り切ってその地に赴いたのだ。

 

私なら、若手の後輩がこうして泣きを入れて来たら何と言うだろうか・・・

「ちょっとくらいうまくいかなくて、思い通りに行かなくて、寂しくて・・・あたりまえだぞ、ここ正念場だから、もう少し頑張ってみんか?」

と、言うだろうなぁ・・・

冒頭の(↑)の辛かった、耐えられなかったことの数々は、「事前にわかっていたこと」なのだという事。

メンタルの準備、心構え、腹の括り・・・と言う部分の準備が、まるで出来ていなかったのではと思えて仕方がない。

そして、

・日本でプレーするという事に気持ちが傾いている
・気持ちとしてはファイターズに一番思い入れがある
・でも、他の球団も話を聞いてみたい

とも言っていた。

なるほど・・・こういう感覚なんだな。

日本を出てゆく際、上沢はファイターズに迷惑をかけている。なぜならファイターズが上沢の移籍で得られた譲渡金は90万円だからだ。

ちなみに上沢と同じ年齢の今永投手はは14億円以上、菊池雄星投手は9億円・・・前者はポスティング、後者はFAと仕組みは違えど金額は億単位。億単位のお金があれば、上沢が抜けた穴を補填する至近にはなる。

それが90万円・・・代理人の手数料だけでおそらく赤字だっただろう・・・

なので、ファイターズに迷惑をかけて出て行ったと言いきれてしまう。

さらに、新庄監督は自信の経験から、

「マイナー契約なら絶対に行くな、メジャー契約で出場に関するオプション(先発起用、投球回数、登板数などの出場に関する)契約を得てゆけ」

と、強く指導されていたにもかかわらず、また、こうしたメジャー契約のオファーもあったらしいのだが・・・

結局選択したのはレイズの「マイナー契約」。

結局はポジション(中継ぎ)だったり、出場機会の担保がなかったりと、そもそも「チャンス」を与えられることが少なかった(1シーズン在籍してメジャー昇格は中継ぎで「たったの2試合」これでは、なかなか力を発揮することも難しかっただろう。

レイズの科学的な登板アプローチが魅力的に映ったため、マイナーでも行きたいと上沢自身が選んだとの事だ・・・・

このような形で、チームに迷惑をかけ、監督のアドバイスも振り切って、アメリカに渡っておいて、

・想像以上に厳しかった
・家族と会えず寂しかった

と、言われても、「そんなのわかってたことじゃん」としか言えないのではないか。

ファンも後押しし応援してくれた。そのファンも裏切る形での1年での帰還。

 

ここは、まず、

・(迷惑をかけた)ファイターズに戻らせてもらい精いっぱいやり直す。

 

というのが、人としてのあるべき姿の様に思えて仕方がない。

 

上沢投手は、私の下の息子とほぼ同じ年齢でもあり、息子を叱る親の視点になってしまうのかもしれないのだけれど、どこか、説教臭くなる自分がいるなとは思う。

でも、やっぱり、育ててくれたチーム、剥げまして応援してくれたファンに、まず応える・・・というのが筋ではないかと思うのだ。

 

でも、この少々弱いメンタルでは、どこに復帰しても肝心な所で打ちこまれそうな気がするのは私だけだろうか・・(笑