2024年2月1日(金)
日本代表1-2イラン代表
◆完敗・・・・
仮に、1-1のままでPK戦で競り勝ったとしよう・・・または、あのPKがGKの神がかりなセーブで、その後のカウンターで奇跡の勝利を手にしたとしよう・・・
それでも、倍以上のシュートを受けて、しかも、イエローはゼロというフェアプレーで押しまくられ、後半などは何もさせてもらえなかった・・・・(そして日本はイエロー2枚喰らっている)
この「事実」は決して消えることは無かっただろう。
仮に勝ったとしても、一方的に押しまくられた事実は消えるわけでは無いのだ。暴論を承知で言えば、勝たなくて、負けてかえって良かったとすら私には思える。
ロングボールからのハイプレス、相手のゴールに近い位置で強いプレスをかけ、ボールを奪い素早いダイレクトプレーでシュートまで持ってくる・・・日本代表がやりたい、やらなくてはいけないプレーをイランにやられてしまった。
そして、ボールをキープすることすら出来ず、マイボールにしてもパスコースを消され、GKまでバックパスするしかなかった情けないサッカー。選手たちは恐らく「ボールを持つのが怖かった」はずだと思う。持てば寄せられる、奪われる・・・という強い恐怖感に襲われ、回ってきたボールを「自分でキープしタメをつくる」勇気を無くしてしまった・・・そんな情けない姿。
それが、「歴代最強(と言われた)」日本代表の姿だったわけだ。
我々応援するもの・サポーターも、マスコミも、そして選手たちも、「強い日本代表」「歴代最強」という言葉に、思いあがっていたのではないだろうか。その「歴代最強」のチームの力量は、・・・その現在位置は、アジアでのベスト8に過ぎなかったというのに・・・
◆
負けたけど、悔しいけど、本当に悔しいけど、良かったと思う。これが、「ワールドカップの決勝トーナメントの緒戦」でなくて、本当に良かったと思う。今なら、まだ間に合うかもしれないから。この悔しい負けを、ちゃんと分析して、立て直すチャンスを与えてもらえたのだから・・・まだ時間はあるのだから・・・
三苫にしても、堂安にしても、南野にしても「個の力」が突出して、またそれぞれ自信があるから中でアタック、タテに進む、中央へ向かうベクトルでのプレーが多かったように思う。右サイドでDFを引きつけておいて、逆サイドに空いたスペースに出てくる三苫に大きなサイドチェンジ。または、左サイドで同じようにDFを引きつけておいて、逆サイドの堂安に大きくサイドチェンジする。
そうした「大きな展開」が、今大会は殆ど無かった。日本よりひと段階進めた、サウジを振り切った韓国は、この大きなサイドチェンジを多用し相手を揺さぶっていた。
サイドチェンジが全てというつもりもないけれども、苦しい時のサイドアタックからの大きなサイドチェンジは有効な手段の一つではある。
ハイプレス、高い位置からの強いプレッシャーを受けた時、自分たちのやりたいサッカーを相手にキッチリ仕掛けられた時・・・どう対処するか?
上田だけでなく、ボールを収めて、味方の上りの時間を作りタメを作れる、そんなFWも今大会はいなかった・・・
悔しいけど、ほんとに悔しいけど、負けて良かったのだ。皆でもう一度目を覚まして、次に向かわなくてはならない。時間は、まだ、あるはず。
アジアカップ観戦記
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