【2022-23】滑走日記-20日目 10年ぶりの会えた同期の友人とenjoy・ski・・・のはずが・・・テイネハイランドスキー場

2023年2月11日(土)テイネハイランドは曇りのち雪のち晴れ

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10年ぶりに「同期」と再会。

職場の仲間が東京からスキーをしに来道してくれた。「是非テイネに連れて行って欲しい」と前々から言われていたのでハイランドまで一緒にやってきた。

EnjoySking・・・という事で久しぶりの再会と合わせて楽しみながら滑るつもりが・・・

もともと、「スキーを教えてもらおう」という意欲満々だった彼なので、自然と「プライベートレッスン」状態に。結構キツイレッスンモードで滑ってしまった。結果、かなり彼をシゴくことになってしまったのだった。笑

◆カービングスキーの弊害

彼の腕前(足前?)はSAJ2級程度・・・と言ったところだろうか。種目の練習をすれば2級合格レベルだろう。つまり、なかなか上手い、というレベルだ。

しかし、致命的なクセがある。

「体軸を内側に倒して気持ちよくターンする」

というクセ。

これ、レッスンを受け持つインストラクターは、ほぼ全員同じ悩みを抱えるはず・・・と私は思っているし、検定を受ける際受験者の、(2級・1級・そして準指・・・正指導員でもそうかもしれない)共通する悩みでもある。

バイクのレースを思い出すと良くわかると思う。高速で走るバイクをコントロールする際、バイクは極限まで寝かせてもライダー(特にヘルメットの位置)は路面に対してほぼ垂直になっている。ライダーまで一緒に寝てしまうと、バイクは簡単に転倒してしまう。

余談だけれど、バイクレーサーのフォームはスキーのフォームと本当に良く似ている。特にその「視線」の置き方は全く同じと言って良い程だ。コーナリングをする際、ライダーの視線はコーナーの出口を見ている。

スキーのターンでも同じ。大回りの時の視線の置き先は次のターン方向、(つまりライダーで言えばコーナーの出口付近)を見ている。

つまりターンの際は「下半身は(バイクと同じで)傾いても、上半身は外足側に起きている事が必要になる・・・という事なわけだ。このポジションが、「外スキーを押す」事が出来るポジションであり、スピードを制御できるポジションでもある。

スキーの際、身体を内側に倒しスキーのサイドカーブでターンをすると、気持ちよくきれいなターン弧を描けているつもりになる。実際、中斜面程度まではそれでキレイなターンが成立することもある。

しかし、ちょっと斜度がきつくなったり、アイスバーン気味になったり、コブが合ったりすると、もうターンのコントロールが出来なくなり、暴走が始まってしまう。なので、どうしても、

・外足側に体軸を寄せる
・外スキーに上体を近づける
・斜面に対して垂直に立つ

というアクションが必要になる。

しかし、これを「理解」してもらってスキーの上で「表現」することは本当に難しい事なのだ。

私自身がそうで、この「内倒」のクセは準指に合格するまで4シーズン、200日の滑走/練習でも修正し切ることは出来なかった。その後、もう1シーズン、50日の滑走/練習を足してもダメ。

ここ2~3年、ようやく少し克服できるように(内倒を自分で感じられるように)なってきたかな・・・という感じ。そのくらい「内倒克服」というのは厄介なテーマでもあるわけだ。

◆まず「映像」を見てもらう事から

レッスンでも非常に効果的なのが、「自分の滑り」「自分のターン中のフォーム」を見てもらう事。

彼もそうだったのだけど、自分の滑りを目の当たりすると絶句していた。「いや~、もう少し外に向いてる、センターに乗れてるつもりでいた」とショックを受けていた。

もともとケガをしてしまった影響もあり、特に左外足側が、見事に内倒してしまっていた。それを自分でも目視してもらうことで「課題感」を共有してもらう。自分で自分の修正点を確認してもらうことで、次の「練習の意図」を理解してもらうのだ。

 

◆内倒克服のワンポイントレッスン

・外足側のストック(リング)を引きずる

これはかなり効果的な練習。内倒しているとなかなかストック/リングを引きずれない。ストックを引きずろうとすると、相当外に傾かないと雪面に届かないからだ。

「内倒してるから(雪面に)届かないんだよ」

と、一言添えるとこれも効く。映像で一度「内側にガッツリ傾いている姿勢」を見ているから、自分が「内に倒れているから届かない」ということは沁みるように理解できる。何も理解できないまま、「外側のストックを引きずって」と言われても、なんとなくやってみるだけ・・・となる。

練習の意図/目的を「自分の課題を克服するためのもの」と理解してもらえるか同課で、効果がまるで変わってくるのだ。

・内足を上げて、片足で滑ってみる

これも非常に効果的な練習。内倒していると内足が上がらない。これも、

「内倒しているから内足が上げられないんだよ」

と、添えてあげる。やはり映像で自分が内に傾いているから、この言葉も説得力をもって胸に沁みる。

この「映像をみて課題を共有」し、「その課題を克服するための」練習ということで、練習する種目に対するテーマをもってもらえる。これで練習の効果は抜群にあがる。

案の定。右外足は見違えるように良くなり、急斜面での小回りも、しっかり外スキーを押さえて滑ることが出来るようになってきた。ただ、ケガをもっている左外足側がまだ上手くいかない。

右が良くなった分、左の悪さが際立ってしまい、バランスが悪くなってしまった。

でも、これ(外ストック引きずり/片足滑走)を続けることで、間違いなく外にしっかり乗れるようになるはず。頑張って続けることと、時折動画をとって私に送る(つまりリモートレッスンということ・笑)事を約束して、今日の滑りを終えた。

Enjoy Skiingの予定が、想定外の「シゴき」になってしまった、すまん! 爆