◆2017年3月4日(土)札幌藻岩山はくもり
全日本スキー連盟スキー指導者検定 準指導員検定会2日目
検定二日目 寒い・・・・
◆二日目は迷いの不整地からスタート
◆パラレルターン小回り(不整地/スタート順29番)
迷う・・・・・この日のために練習は積んできた。本番のこのコースの練習で大転倒し、一度はコブが怖くて腰が引けてしまう状態だった。ターンを二つ続けることすらできないというところまで後遺症があった。そこから、1か月、何と立て直してはきたのだが。
どのレーンを行くか、迷いに迷った。兎平のコブは硬くて深い。
ラインは3つ。深いコブのレーンと、浅いコブ、そして全くコブのないフラットなバーン。どこを降りる?
フラットなバーンはコース幅が異常に狭く、「コブレーンに入れ」と、検定員の無言のメッセージのようでもある。岩井コーチは安全策を進めてくれた。「フラットなバーンでしっかり小回りをキメるのもあり」だと・・
でも、逃げたくない、ここまで練習を積み重ねて来たのだから勝負したい気持ちがまさる。
失敗は許されない状況。バランスを崩してコースアウトでもしようものなら、それだけで×・・・ひとシーズンの努力を無にしてしまうことにもなりかねない。それを考えると岩井コーチの「安全策」も、採った方がいいのかもしれない・・・
前日2種目終了後から迷いに迷い、悩みに悩んで・・・結局スタートに立っても、まだ迷っていた。
結局、目の前には深いコブが階段状に列をなしている場所に私は立っていた・・・
ゴール付近には、岩井コーチとMちゃんがこちらを見上げているのがハッキリわかった。
スタート!
スタートして最初のターンで、この選択は失敗だったと痛感!深い・固い・掘れている・・・・上から見る以上にコブは深く硬く掘れていた!
イメージしていた「浅回りで直線的なラインを取る」事は私の技術ではとても不可能!
ダメだ・・・背中に冷たい汗が流れるのを感じるほどだった。
絶望的な感覚の中で、とっさにバンクターンを選択。テールをズラし、トップを伏せるように回しこむ、ストックを突いて体が遅れないように次のターンに向けて体をひねる。次のターンの場所を狙い、先を見て体を正対させるのだが、ひとつ先を見るので精いっぱい。
頭が真っ白になり、気が付いた時にはゴールフラッグを通り過ぎていた・・・
〇
破たんせずに、しっかりターンを仕上げながら降りてこれた。バンクターンとしては極めてスムーズに降りては来れたので、種目的には〇だろう・・・でも、この滑りは、私にとっては「逃げ」の滑りで、積極的にフォールラインにトップを落とし込む理想のイメージとは程遠い・・・
岩井コーチとMちゃんがかけて寄って来てくれて「OK!OK!」とグータッチ。
しかし、何か気は晴れない・・・不完全燃焼ではある・・・でも、とりあえず合格ラインは超えた手ごたえだけはある。やり残した感と安堵感が複雑に交錯する。
次はシュテム。
◆シュテムターン (スタート順23番)
これは私にとっては得意中の得意種目。過去3度の検定でも一度も落としていない種目。
スピードにのって、開きだす。内に入らないようにまっすぐ開きだし、開きだしたスキーの先が落ちる瞬間にしっかりと乗り込む。大きな動きを練習通りに表現することが出来た。
うん、これも〇だろう。
岩井コーチも「〇」サイン。Mちゃんとも笑顔でグータッチ!
次は、基礎パラ小回り。午前中最後の種目。
◆基礎パラレルターン小回り (スタート順17番)スタート順はどんどん早く回ってくる・・・
これも、得意種目。鬼の朝倉チーフに検定半月前に「滑りを変えろ!」と指摘され、それを身に着けた、といういわくつきの種目。
ストックをやや内目に突き、外足にしっかり働きかけながら回しこむ。腰を回さずにフォールラインに正対させながら、ひねり戻してストック!また、外足に・・・
バーンが予想外に固く、そして、検定コースの尺(全長)が思ったより短くて、あっという間にゴールフラッグ。
自分的には、もう少し回しこんでキレイな弧を描きたかったのだが・・・自己採点は失敗に近い、やや不満のデキだったが、岩井コーチは「〇」を出してくれて、これも難なくクリアだと思う。「失敗しても検定員には〇を付けてもらえるレベル」にはあったのだと思う。講師陣に鍛えられてきたところが生きた形。
「ここまでは、とってもいい感じですね~」と、岩井コーチにおだてられながら昼飯。
午後は大回りと横滑り。
◆パラレルターン大回り (スタート順11番)スタートはかなり早くなってきた、
積極的に、スピードに乗って滑るだけ。この種目も、過去一度も落としていないので自信はある。
スタート!
真下に向けてスケーティング、ストックを入れて(自分出来る最大の)ロケットスタート!これ以上スピードが出ると制御できないギリギリのところでプレターン。
外足インエッジを効かせて、内足を畳み込む、素早く体軸を入れ替えて切り替え、また外足インエッジ、内足畳む!あっという間に、ゴールフラッグを超えていた。しっかり停止を表現して終了!
ちょっとバーンが硬くて板が叩かれ気味にはなったものの、まずまずのデキではなかったかと思う。自己採点でも〇。もちろん岩井コーチも「〇」印。Mちゃんも、満足笑顔のグータッチ。
のこすは、横滑りの展開のみ。
◆横滑りの展開(スタート順5番) ほとんど先頭グループである。
長かった検定受講も、この1種目で終わり・・・・ここまでの手ごたえは、パーフェクトに近い手ごたえ。種目的な後悔はあるけれども、おそらく、すべての種目で、「失敗しても〇を付けてもらえる」レベルの滑りはできていたとは思う。
なので、最後の仕上げの種目。
これも、本番半月前に朝倉チーフに「滑りを変えろ」と言われ、吉田本部長のグチグチ・ねちねちダメ出しに耐えながら練習してきた種目。
真下への連続横滑りで、スキートップをフォールライン方向に傾ける事がどうしてもできなかった・・・半ベソをかきながら練習してきた。
スタートして斜行の横滑り、外スキーにしっかり加重しながら、方向転換直前でやや沈み込み、一気にピボットでスキーに向きを変える。また、外スキーに働きかける・・・
うん、練習通り、問題はここから!
どうしても、左ターンの時に腰がくるっと回ってしまう悪い癖がある。
スキーが前に走ってしまうので、スキー板を真横まで振り込んでしまいたくなる
この2点がダメダメポイント・・・
最初のターン!トップはしっかり下を向いてくれている、腰も回っていない!
次のターン、こちらもトップは下を向いている、腰の向きもばっちりだ、当然体もまわっていない!
この種目のジャッジ(検定員)は、よりによって、鬼の朝倉チーフである。
それをにらみつけるように、見せつけるようにゴール!私の2017検定チャレンジはこのゴールをもって終了だ。
練習通り、いや、練習以上にうまくいった・・・もう一度やれ、と言われても多分できないだろうくらい、うまくいった。
岩井コーチも当然「〇」印。心配そうに見上げてくれていたMちゃんは、何とも言えない笑顔でグータッチ。 「良かったですよ~」の言葉にクリアを確信。
終わった・・・・
手ごたえは、過去3度を含めて、これ以上ないくらい。8種目全種目で、自分的には〇取りきった自信もある。
疲れた・・・というより、気が抜けたような感じのフィニッシュ。
全種目を終えて、岩井コーチと受験生3名で記念撮影!
発表が、待ち遠しい?(笑
帰りの車の中は受験を終えた解放感で、和気あいあいの時間となった。