◆2012年10月8日(月)
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釣行出来ない日は、自らのタックルを振り返ろう?
今週の三連休は、釣行どころではなかったので、自分のタックルを検証する時間としよう。
釣友の高橋さんより、「よしかわさんのタックルでは、心許ないのでは・・・?」(タックルが細すぎないか・・?)と、アドバイス・ご心配を頂いたので、今一度確認してみよう。
1.竿とリール、そしてミチイト。
ダイワ/サーフパワー、ダイワ/リーガルX4550BRT/鯉ハンタークラッチ
ダイワ/ジャyストロン ナイロン4号
【ダイワ・PSサーフパワーオモリ負荷25号 420】
言わずとしれた名竿。
この竿、何気に振ってみると、普通の柔らかなグラス竿・・・としか感じない。
しかし、鯉を掛けてみるとこの竿のすごさがわかる。竿が自然に鯉を寄せてくれる・・・のだ。カーボンのような敏感な返りではなく、グラス繊維が、じんわりと反発してまっすぐに戻ろうとする力に粘りがある。竿をタメていると、自然に(ゆっくり)まっすぐに戻ろうとする。その際、鯉に負担を掛けずに寄せてくれる・・・という訳だ。
この竿を利用して、ベテランの方々は108cmだの、110cmだのを上げているので、まず、メーターを狙うには、強度的に問題の無い(というより、申し分のない)タックルと言える。
【ダイワ・リーガルX4550BRT】
コイハンタークラッチ付きの、鯉釣り専用リールである。4号であれば、ラインキャパは約300mと申し分ない。6号でも200mと充分である。しかも、クラッチが付いている。
このクラッチ。使ってみると本当に便利。ドラグをゆるゆるにしていたとしても、巻き取った瞬間にクラッチが入り、すぐリーリングに入れる。フロントドラグだけのばあい、ゆるゆるのドラグをテンションがかかるまでにセットするのに、1~2秒ほどかかるという。
クラッチ付きの場合、0.1~0.15秒ほどでリーリングに入れるのだが、
クラッチ無しの場合、1.5~2.5秒もかかってしまうらしい。
この差は大きい!
また、大物をかけた場合のヤリトリでも、ヤリトリ中にクラッチを切ってフリーにしてあげることで、急な引き込みにも対処可能なわけだ。
しかし、この機種の場合弱点もある。ギヤ比が鯉の大物とやり合うには少々非力と言うことだ。80センチクラスで、ごくまれに「ギヤ抜け」することがあった。これは怖い。また、一巻きで50cm程度しか巻き取れないのも、やや苦しい。
私は、磯釣りの場合、ギヤ比の大きな大口径リールを使用する。(って、磯釣りは年に2度位しか釣行していないのだが・・)ダイワ・エンブレム4550。一巻き1mという大口径である。鯉の大物釣りには、このクラスの余裕と頑丈さが欲しい。そういう意味では、このリールはやや非力と言えるだろう。私のタックルのウィークポイントかもしれない。
ただ、15年以上使い込んでいる機種なので、手の内に入って動作が手に馴染んでいる強みがある。
大物を強引に寄せきるパワーは無いが、クラッチとドラグフリーをうまく使いこなすと、最高の味を出してくれる。
本体そのものの強度を、機能の滑らかさと対処時間のマージン、経験と慣れによる操作感の良さで補っておつりが来る・・・という所か。
現行のリールで、82cm、84cm、86cmを上げられているので、まず90台は問題なく取れるだろう。
しかし、メータを越える、しかも、野生系のパワフルなヤツが喰って来たら・・・・そこは未知数であると言わざるを得ない。
詳細なリールのインプレッションはコチラ(→◆)
【ダイワ・ジャストロン ナイロン4号】
このミチイト。使ってみると、そのすばらしさが良くわかる。イトのスプールへの馴染み、そして、ガイドの滑り、伸び・・・ともに申し分ない。
大物を掛けたときの、伸び・・・これは、本当に安心して使えるミチイトである。500mで700円(1.4円/m)というコスト、そして、目立たないブラックカラーである事もポイントが高いだろう。
【クラウン・王冠 ナイロン4号】
4000m 2940円(1.3円/m)という、これもコストの安さが魅力の糸。イトの滑りはダイワ/ジャストロンには、やや劣る感じはするが、何せ伸びが良い糸で安心して利用出来る。
いずれにしても、野生鯉研究クラブの故・山田勲さんは、ナイロン2号でメーター級を何本もあげていると言うことなので、4号、しかも、これだけ伸びのよい糸であれば、強度的には全く問題は無いと言える。
ただ、ヨレた糸がガイドに絡んだり、サルカンとの結び目空切れたりと、イトヨレや結び目は、かなり弱いと言えると感じている。、ヨレ始めたら早めに交換するとか、結び目を二重にするとか、やや工夫が必要とも言える。
しかし、この細いミチイトは、水圧や水流による負担が軽いため、水切れが良く、掛けたサカナがあんまり暴れないという、もの凄いメリットがある。さらには、6号の糸に比べると、細くて糸鳴りも少ないせいか、アタリも多いような気がする。
同じサイズ、例えば60台の鯉を掛けた場合でも6号の糸より、4号の糸の方が(水圧の抵抗/テンション)がかからない分、楽に寄せられるのだ。
以外に思われる方も多いと思うが、細い糸の方がサカナが暴れず、結局取りやすい・・・という一面があると言う事は、実はあまり知られていない。
なので、細糸だが伸びと滑りの良い、このナイロン糸を使っている限り、90台までは、全く問題なく取れるだろう。メーターオーバーは・・・未知数だが・・・(笑
大物にしても、喰わせないと釣りにならない。リスクはあったとしても、「まず喰わせる事が大事」と考える私には、4号はうってつけのミチイトとも言えるかもしれない。
2.仕掛け類
オモリ(先糸)+袋仕掛け+ハリス+ハリ
【上州屋鯉用オモリ・竿巻きイト2号】
オモリ(底の色を考えて茶色に着色済み)は問題ないだろう。問題は先糸か・・・・?
私は、先糸に竿巻き糸の2号(中)を利用している。表記は「2号」となっているが、太さとしてはミチイト8号~10号くらいの太さであり、しかも、3本のヨリイトでもあり、強度的には問題ない。ただ、オモリとの「スレ」により、糸がほつれる心配はある。なので、私は、(忘れない限り)1投ごとに、スレによる「ほつれ」をチェックしているつもりである。
従って、おもり、先糸に関しては、90台を越えメータークラスでも十分な強度があると言えるだろう。
【袋仕掛け】
これは、「エステルブレイド」という、非常に「張り」のあるヨリイトを利用している。これは、ヨレがほとんど付かず、何度使っても、コマセを包みやすいという利点がある。2号の糸を3本よってあるという点で強度も申し分ない。(ただ、1mあたり80円という超高コストがネックではある)
【ハリス】
ミクロン(編み糸)20ポンドテスト
ナイロンにすると5~6号相当というところか。しなやかで、エサの振れもよく、鯉釣り用のハリスとしては、理想的である。強度も80台はまでは問題なく取れている。なので、90台までは、何の問題も無いと考えている。
しかし、何度か、ヤリトリ中にハリス切れを経験しているのも事実である。
メーターを越えるパワフルモンスターが喰って来た場合は、未知数としか言えないな。
【ハリ】
フカセ15 チヌ7
両方とも、ヤリトリ中にハリが折れた事は無く、メータークラスでも、強度的には全く問題は無いだろう。
◆総合的に判断すると・・・
高橋さんは、多摩川の「冷蔵庫」などが普通に沈んでいるポイントがホームであるらしい。従って、確かミチイトは8号を使われていたように記憶している。
たしかに、家電なんかが普通に沈んでいるポイントでは、4号のミチイトなどはスッパリいってしまうだろう。釣りにならないかもしれない。
しかし、比較的カカリの少ない千歳川水系では、4号でも、メータークラスと充分に渡り合えると言えるだろう。
ただし、私のタックルの場合、リールにやや非力な点があり、ミチイトの結び目の強度、ハリスの強度にリスクがある。
この点をよく自覚して、マメな点検やリールの操作の更なる熟練、結びの工夫などでメータークラスでも充分通用する、バランスの良いタックルすることが重要だろう。
自分の釣りを、改めて冷静に見直すきっかけを頂いた高橋さんに改めて感謝!である。
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