またしても小鯉のオンパレードに自信喪失も、最後の最後で・・・・千歳川5条通り樋門

■2011年9月19日(月) の釣行記
天気:晴れ 外気温15度(8:30) 水温?

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小ゴイばかりのスランプから脱出できた?

前回60台を狙って釣り上げ、小ゴイのオンパレードの呪縛から脱出できた・・・?とは思うのだが、今ひとつ自信が無い。

9月の20日前後は昨年(9月20日)も一昨年も良い釣りが出来ているので、何となく今日もイケそうな予感を感じながら千歳川に来てみた。

昨日、釣り場を偵察に来た時には、まだ釣り座あたりは完全に水没していたのだが、今日は随分と引いて、何とか釣りにはなりそうな感じだ。

しかし、川面に降りてきてみてビックリ!

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もう、前面泥の海・・・足を一歩すすめる度に、くるぶしまで埋まってしまい、何をするにも四苦八苦である・・・しかし、水色は泥濁りではなく、いつもの笹濁り、風はやや北向きで良い風ではないが微風でそれほど悪くはない。この何日かの大雨で、水温が適温まで下がり、水中酸素量も増え、コンディションは悪く無さそうな感じである。

しかし、この泥のせいで、釣り座に降りようとした瞬間に転倒してしまい背負っていたコマセバケツを割ってしまった・・・使いやすくて気に入っていたモノだったので、なかなかにショックではあった・・・

新エサでチャレンジ!

今日はへら彦師匠にアドバイスをもらい、ヒントを得たので「ジャガイモ」でチャレンジしてみる。昨日、岩見沢のお祭りに行ってボイリー大の超小粒ジャガを入手出来たので、コイツを丸ごと食わせにしてみよう。

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ボイリーよりちょっと大きめのジャガイモを丸ごと食わせエサにする。まあ、これは捨て竿みたいなモノなので、アタリがあるまでは4時間でも5時間でも上げないつもりだ。
クワセがジャガなら、コマセも当然ジャガイモベース。いつもの配合餌にサツマイモではなく、ジャガイモを合わせる。水分量がサツマイモより若干少ない感じがしたので、配合餌2:ジャガイモ1の割合にしてみた。

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ウニ通しを使って、ジャガイモに通し、

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ハリスのチチワに引っかけて引き抜く。

このサイズの特大クワセなら、ボイリーと同様にヘアリグを使った方が理にかなってはいるのだが、用意しているヒマがなかったので、ハリのチモトに来るように通してあげる。

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もう一本の本命竿はいつもの様に、配合餌3:サツマイモ1の割合でバラっと合わせ、クワセは2時間ゆでた自作角イモ。竿数も、今日も静かに釣りたいので2本。うち1本はジャガイモで半分捨て竿として、アタるまで放っておくつもりなので実質今日は1本竿での釣りとなる。

8:29
2番のポイント、倒木の先に、捨て竿のジャガイモを投入。

8:41
次いで、本命竿を1番のポイント、釣り座正面15mほどに投入。

どんよりと曇った空だが、気温が徐々に上がってくるのが身体に感じられる。やや肌寒い秋の空気が爽やかである。

昨日、遅くまで起きていたこともあり、準備が終わった途端に睡魔に襲われる。眠くなったら躊躇無く眠る!眠りこけると私の気配が消えて、鯉が安心して喰って来てくれる(と、自分では思っている)からだ。名付けて「睡眠釣法」私の究極のワザである。(笑

9:25
けたたましいドラグの鳴き音で目覚める。よしっ!アタリだ。睡眠釣法、成功!投入後40分であれば、まずまずの時間帯。中型以上も見込めるタイミングである。
竿を立て、様子を見ようと軽くテンションをかけると、おおおっと、物凄い引き込みが来た。あわててクラッチを切り、再びイトを出す。スプールに指をあて、ゆっくり走りを止め一旦大アワセ。よしっ!ガッチリフッキングした・・・あれ?あれれ???、合わせた瞬間、ドスッという重い手応えを想像したのだが、スルスルと寄ってくる。

いやな予感・・・

案の定、上がってきたのは41cmしかない小ゴイ・・・

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シートに上げるまでもなく、さっさとハリを外して速攻リリース。一発目の、あの爆発的な走りからそれなりの型モノを期待したのだが、見事に裏切られてしまった。落胆はおっきい。

う~ん、幸先が良くない。このサイズが続かなければ良いのだが・・・・

9:40
気が付くと、頭上の橋で工事が始まってしまった。いつもは土日なので、工事が休みだったのだろう。今日は祝日とはいえ月曜日なので施工がはじまったようだ。

ハンマーで鉄板を叩く音、ドリル、サンダーで金属を削る音・・・いやはや・・・普段、毎日作業しているのなら、鯉にとっても慣れた音なので、影響は無いのだろうが、どうなのだろう・・これも、ちょっと嫌な予感はする。

いつの間にかまたしても「睡眠釣法」を取ってしまっていた、完全に熟睡。しかし、今度はアタリは無し。

11:50
2時間経過した一番竿を打ち返す。クワセは戻ってこなかった。

12:52
打ち返し後ほぼ1時間経過。対岸の岸寄りで鯉が2本続け様にハネる。うん、サカナの活性はやはり悪くは無い様子だ。こっちのポイントに入って来てくれるのだろうか?

気が付くと、1番竿の投げ込んだ付近に泡づけが立ちはじめている。泡がやや小粒なのがちょっと気に入らないが、確実に寄って来ているのがわかる。

と、穂先がフッと軽く揺れる。アタリだ!

じっと穂先を見つめる。頭の中が空っぽになり透明な時間が流れる。

穂先が大きく入り、間髪を入れずにドラグが鳴き出す!

よしっ!今回はキッチリ、アタリを取ったぞ!

小躍りするように竿を立てると・・・あれ?またしても手応えは軽く、するすると寄ってくる。今度は30cmにも満たない鯉っ仔だ。タモすら必要のない、そのまま竿で抜き上げられるサイズ。がっくり来て写真を撮るのもためらわれる。精神的ダメージを負いそうなサイズだ。(笑

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13:09
ぼんやりと川面を見つめていると、いきなり1番竿のドラグが鳴く。
型を見極めてやろうと、しばらく逆回転するスプールを見つめる。今度は極端に速くないが、どんどんとイトを引き出す。スプールのイトのストックを半分、1/3と減らして行き、さらに、下巻きのイトまで見えてきそうなくらい引き出す。走っている距離は100mや150mではない。

中型以上を確信。躊躇無く水に入る。今日は水位が高いので、たちまち膝上、腿のあたりまで水が来てしまう。しかも、底の泥が深く、足下はズブズブの泥。思うように動けない。そして、ミチイトには大量の藻屑・草屑・・・。どうしようかと一瞬迷った瞬間、私の迷いを見透かしたように相手が反転!

あ、スッポ抜け!

ようやく来た型モノのアタリをバラしてしまい、思わずその場にしゃがみ込んでしまった。痛恨のバラシ。

藻屑の中から仕掛けを回収すると、ハリスがプッツリ。

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もう長いこと、このミクロンハリスを使っている。しなやかで強度もあるこのハリスが、ここまでブッチ切られたことは初めてだ。

う~ん、悔しい・・・・

13:47
一番竿打ち返し。

ここで、事件発生!

背後から、「こんにちわ~、すいませ~ん」と声がかかる。珍しくギャラリーかと、「は~い」と明るく応えると、

ギャラリーではなく、警察官である。

「あの~、上にある白いスニーカーはお宅さんのですか?」

????

ああっ!

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私の釣り場は、ご覧のスーパー築堤(防波堤)をかなり下った場所にある。ウェーダーが荷物になるので、いつもここで履き替えて、靴をここに起きっぱなしにしているのだ。

しかし、昨日、JR北海道の社長が靴を揃えて入水自殺されたばかりである。

こうして、靴だけがしっかり揃えられていると、「すわ、投身自殺か?事件か?」と、散歩に来た方が心配して警察に「通報」してしまったのだという。

平謝りに謝って、スニーカーを回収。いやはや、お騒がせしました・・・である。

勝負に出るか!!!

15:07
風がパタリととまり、川面が鏡の様に静かになる。

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条件は相変わらず、悪くなく、時折遠くでハネがあり魚っ気は十分だ。いつ喰って来てもおかしくない良い雰囲気だ。しかし、アタリが遠い・・・
17:00を越えると急激に暗くなるので、勝負はあと2時間というところか・・・・。
よし、2番竿も勝負しよう!

ジャガイモ丸ごと仕掛けを回収して、クワセを小さくして、2番竿も本命・戦闘モードにする。

ただ、テストの意味合いも残し、クワセはサツマイモの角イモではなく、蒸し小ジャガの角切りにする。

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見た目は、サツマイモの角切りとなんら変わらないな・・・

勝負の投入。・・・・と、投入して少し経つと、竿全体が柔らかく、はねるようなアタリを見せる。二度、三度と柔らかく、はじけるようにアタったあと、ドラグを鳴かせる。

よし、来た!・・・・ん、サカナの手応えはあるが、またしても軽い・・・・そして、右へ左へと軽く逃げ回る・・・

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上がってきたのは、何と42cmの巨ベラ!!コイツはデカイ!今日の私のコイの最大サイズが41である。

コイよりデカイフナを釣ってしまった・・・(笑

これがヘラ師さんなら、祝杯モノの大物であろう。コイならさしずめ80cmオーバーの乾杯サイズである。

しかし、私はヘラ師ではない・・・

16:00
時計は容赦なく進み、釣りができるのもあと1時間ほどか・・・と、打ち返したばかりの2番竿が当たっている、そしてドラグ!

しかし、今度も手応えは軽く・・・

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ああ、28cm・・・もうアタマを抱えたくなってしまう。(笑
ジャガイモには、ヘラや小物がアタッて来てしまうので、角イモにチェンジ。これが功を奏した!
16:29
ヘラや小物とはいえ、続け様にアタリが来た事に時合いを感じ、急いで角イモに変えた仕掛けを投入。投入後20分もせずにアタリが来る。

また小物かな?と、半分あきらめ気味に竿を手にすると、今度は走りが違う。下流に向かってまっしぐらに走り、そして、左手のブッシュ帯へまっしぐらに進む。おお!この動きは小物ではない、型モノで、しかもズル賢いヤツの走りだ。

案の定今までは全く違う手応えで、今度は岸辺では対応出来ず、水の中でヤリトリ。

どっしりとした重量感に60台以上を確信し、止まれば巻き、行きたがれば走らせ、慎重に慎重に寄せる。

なかなか底を切らせてくれなかったが、タモの届く距離までなんとか引きずってくると!おお、ミラーではないか!

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新川では、何度かお目に掛かったことがあるが、石狩水系ではお初の皮ゴイである。黄褐色でなかなかに美しい魚体。そして、サイズはぴったし60!

やったぜ、ようやく最後の最後でアベレージを捕まえた。

なかなかサイズアップせず、今日はあきらめかけた矢先の60は本当に嬉しかった。

満足の納竿・・・・と、道具をしまいかけたが、どうも気になる。まだ、時合いは終わっていないのではないか?

一瞬、迷ったが、後悔したくなかったので、ダメもとで急いでエサを造り直し、1番、2番ともに打ち換える。

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釣り場は暮れなずみ、足早な秋の闇が静かに近づいてくる・・・

1番の竿先が揺れる。時間をおいて、また揺れる。とても、とても小さなアタリだ・・・

今日一日苦しめられた、いやな予感がまたしても脳裏をよぎる。

また小さなアタリ。

柔らかく、はじけるような小さなアタリのあと、竿先が静かに右・下流側へ流れる。

「あ~あ、またドラグも鳴らせないような小型が引いてるな・・・」

諦めて、竿を手にしようとした瞬間、ドラグが一瞬鳴る。

「やっぱり、走る力のない超小型か・・・」と、巻き取りに入ると、ガッチリ根掛かり。

あらら・・・根掛かりの無いポイントで根掛かってしまうのは、よほど今日はツイて無い・・・と竿を軽くあおると、ジーっとイトが出る。おお!サカナは付いてる。

と、そこから猛然と相手は走り出した、走る、走る、走る・・・・もの凄い勢いで走り、スプールのストックを半分まで一気に引き出す。

小型とナメてしまっていたので、対応が後手後手になる。いや、私が後手を踏んでいるのではなく、相手がデカイんだ!と、気付いた。

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(この写真を撮った時点では、まだ余裕があったのだが・・・)

そこからが、大変。とにかく相手は容易に底を切らせてくれない。まともに巻くことが出来ないので、水中に入り、一度しゃがみ込み、そこから立ち上がる。そうすると若干、相手が浮く。もう一度しゃがみ込み、立ち上がる、少し巻く。

そんな事を何度繰り返しただろう・・・・ようやく、カケアガリの上までサカナを寄せてきた。

と、カケアガリ上の浅場を嫌った相手はまた猛然と潜りはじめた。たまらずクラッチを切る。

あ~あ~あ。

せっかく巻き取った分以上に、イトが出されてしまった。

また、しゃがむ、立つ、巻く・・・・を、機械の様に繰り返す。ジワッと寄せる。また、カケアガリの上くらいまで来る。

あぁ・・・

相手はまた、猛然と潜る!

浅場を嫌うのは大物・・・・山田勲さんの本に書かれていた一行が脳裏をよぎる。

重いよ、強い・・・・しばらくぶり・・・というより、こういうヤリトリは初めてかもしれない。深場であれば、私の方に寄ってくれるが、浅場に浮かせようとするともの凄い抵抗をする。

どうしていいか、わからなくなってしまった。

クラッチを入れてしばらく竿を立てたまま、少し考えた。こちらが動くのを止めると、相手も(相当疲れてもいたのだろう)止まる。

意を決して、泥の中を前進した、膝下くらいまでが泥に埋まり、これ以上進むと危険かな・・・という処まで泥に埋まって、一杯にイトを巻く。

危険を察した相手が潜ろうとするのを必死でこらえて、自分がゆっくり下がる。引きずるような感じだ。ゆっくりゆっくりバックする。相手も相当疲れて来たのだろう、ガバっと浮いてきた。

デカイかどうかは薄暗くてわからない。しかし、この相手はバラしたくない。

タモを完全に沈める。

チャンスは多分一回だろう。一発でタモ入れしなければ、ハリスがイってしまうだろう。極限まで竿が曲がっているので、その状態で暴れられたら、ハリスはもたない。

ようやく相手が浮いてきた。そのアタマのデカさと、それ以上に黄金色に輝く魚体に震えが来た。バラしたくない。

タモの上までゆっくり導き、ほぼ、半身がタモ上に来たことを確認する。

ここだ!

下からタモを跳ね上げる!

捕った。

しかし、今度は魚体が重くて容易に丘に上げられない。岸から水面まで80cm程ある段差を持ち上げられないのだ。

タモ枠を両手でもって引きずり上げるようにして、上げた。

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82cm!

上げてからも、暴れまくって大変だった。今度は、早くリリースしてあげないといけないと少々焦った。大物の余韻に酔っている間が欲しかった。(笑

とりあえず、写真撮影だけ済ませると、シート代わりに使っているライブバックの中に収めて、ようやく一息吐くことが出来た。

気が付くとあたりは暗闇が忍び寄っていた。1時間近くも格闘していた感じであったが、時計をみると20分しか経っていなかった。

濃密な時間だったというわけだ。

たまたま、私の帰りが遅いことを心配した家人と息子が迎えに来てくれたので、何年ぶりかの抱き上げ写真を撮ってもらった。

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(ウチワの様に巨大な尾びれに注目!)
私は、ほとんど単独釣行なので、この手の抱き上げ写真が極めて少ないのだ。息子よ感謝!(笑

それにしても、この82cmはしばらく記憶に残るだろう、とんでもないファイターだった。そして、重かった・・・・。

28cm・60cm・そして82cmと尻上がりにサイズアップした釣行。最後の最後で逆転ホームランと言ったところか。

これだから、鯉釣りは止められない・・・のである。