◆2020年2月22日(土) 朝里はくもり
検定二日目、昨日は予想以上に良い滑りが出来てかなりリラックス出来ている。
程よい緊張感で種目に取り組めそうな感じ・・・
バーンは程よく締まり、きっちりと圧接されコンデイションは非常に良い。
◆滑走プルークからパラレルターンへの展開(イエローコース)
今日の最初の種目は苦手中の苦手の滑走プルークからパラレルへの展開。
6~8ターンの中で「滑走プルーク(内膝フラット)×2、滑走プルーク(内膝返り)×2、パラレル×2」の3セットをまず表現。
自分の中ではターンサイズ「大大、中中、小小」というイメージ。真ん中の内膝返りの時にプルークスタンスを狭めつつ「台形を維持」かつ、内足の返りを表現。
本番コースに向かう際中、軽くリズムを取って練習してみる。あら・・・うまくいかん・・・もう一度・・・ダメだうまくいかん・・・
全身の血が下に降り切ってしまうほど真っ青になる、出来ない・・・・?え、出来ない??
しかも、尺(コース延長)が長く、ジャッジの主任から「今日は6ターンから7ターンくらいでまとめてください」とのこと。
ん~練習は基本6ターン。長い場合も想定して8ターンの練習はしていたけれども、7ターンとは予想外の展開・・・
順番を待つ間、頭を整理する、こうなったらシンプルに表現すべきことを絞るしかない。柔らかな動きと2セット目の台形。これだけ注意するか!
動揺している最中にスタートフラッグが振られる。
行くしかない・・・
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プレターンを入れて、一つ目のターン。外足をしっかり延ばしてカービング。柔らかく立ち上がり次のターンへ。外足が気持ちよく雪面を噛む。最初のターンはいい感じ、問題は次の二つ。
台形を崩さず、内足を返す。スピードが付いて内足が自動的に返り始める。おお!いい感じだ、これだ!伸びあがりすぎず、適度に緊張感を残したままニュートラルを表現して、最後のパラレルへ
柔らかく、かつ、内に入りすぎないように適度に外向傾を保ちながら2ターンではなく3ターンでまとめる。
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よし! よし!
練習でも出来なかったくらい、うまくいったんじゃないだろうか?今季最高の滑りだったと自分では思う。
江別連盟の応援の皆さんからも「吉川さん、〇だよ」「柔らかくていい滑りでした、良かったですよ」とOK印。
直前で出来なかったのが、なぜ本番でこれほどうまくいったのか?自分でもうまく説明できないけど、ま、結果オーライ?
良かった。文字通り滑り出し好調。
◆シュテムターン(イエローコース)
今日2つ目の種目は「シュテムターン」
得意中の得意種目で、過去4度の受験で一度も落としていない種目。
今日の注意ポイントは、「ターンをきっちり仕上げ切って次に向かう」「開きだし時大きく上に抜けない」「ストックワークを柔らかく」の3つ。
それも、全体的に左に片斜になっているので、左右差に気をつけて左ターン(右外足)を特にしっかり仕上げること。
注意ポイントを繰り返しつぶやきながらスタート。
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ジャッジを睨みつけながら(これで上体センター向き、程よいねじれが出来る)プレターン。外足に乗り込みカービングさせながら、ターンをしっかり仕上げる。上体を浮き過ぎないように、開きだし、低く構えたストックから素早い引き寄せ、そして外スキーカービング!
うん、予定通りのターンができた。常にジャッジから視線をそらさず、いいリズムを保ちながら4ターン。
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動きも固くなく、非常に良い滑りが出来たのではないかと思う。納得の滑り。これも〇つくことは間違いないだろう。
◆基礎パラレルターン小回り(レッドコース)
3つ目の種目は「基礎パラレルターン小回り」である。
致命的な弱点がある。左ターン(右外足)時、スッと腰が内に入ってしまい、外スキーが体から逃げ「ターンが軽く」なってしまう。この部分を特に気をつけなくてはならない。
基本的なターンの要素は出来ている自信はあるが、このバランスの悪さは時として致命傷になる。師匠も「とにかく右外足をしっかり踏むように」須川デモも「右外足を逃がさないように」気を付けるよう指摘されていた。
ここのところ、とにかく右足を体から離さず、真上から踏む・・・ことだけ意識してきた。
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スタート順がどんどん早くなってきてスタート!
まず、しっかりジャッジをにらみつけ、ジャッジに胸を見せながら滑る。リズムは悪くない、ターンをしっかり抑えスピードもコントロールできている。種目としての運動要素はこれでOKなはず。しかし、もっと右外に乗りたい、踏みたい。
左ターンがやや軽くなっているのが自分でもわかる。立て直したい、もっと外へ、もっと踏め・・・自分に言い聞かせながら結局ゴール。
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踏めなかった・・・・種目としての合否だけなら、おそらく間違いなく〇だろう。でも、課題を明確に認識し、克服しようとした点をジャッジには表現出来なかった。自分としては失敗の滑り。失敗しても〇が付くレベルには達していたけれど、自分的には失敗の滑りだ。
応援団からの評価も「安定していた」と悪くはない。でも、失敗は失敗・・・歯がゆさと悔しさがこみあげてくる一本となってしまった。
午前中の3種目、自分の手ごたえとしては「落とした」種目は無い感じ。特に「プルーク展開」は今季最高の滑り、「シュテム」も納得の滑りと昨日からの好調が続いている。
残りの午後2種目はそれほど不安を持っていないので、「合格」がちらつきだす。油断だけはしないように・・・
◆プルークボーゲン (ブルーコース下)
準指検定合格の時、この種目をつかんだ。師匠に徹底して叩き込まれた運動要素には自信がある。
自分の感覚とお手本の滑りが違う、と感じる。これはいつものこと。これに惑わされてはいけない。自分の滑りに自信をもって表現するだけ。
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スタート順はどんどん早くなり、ついに先頭から5番目(44人中)。
プレターンを終え、低くなった腰を前に「戻す」。トップが落ちるまで何もせず、トップが落ちだしたら、膝を軽く曲げながら外にスキーをズラすように押し込む。この時ジャッジから目を外さず少し外向傾を意識する。
上体が固くならないように、柔らかく腰を前に戻しながら、また待ち、トップが落ちたらそれにズレるように膝を軽く曲げながら乗り込む。
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気温の上昇で雪が予想以上に滑らなくなっており、やや滑走性に欠けたが運動要素は正確に表現できたと思う。
失敗の要素はどこにも無い。もう少し滑走性を出せたら◎だったが、調子に乗らず安全運転で「合格する滑り」に徹した。これも全く問題なく○だろう。
さあ、残り一種目! パラレルターン大回り。
これも過去4度の検定で一度も落としていない得意種目。元気よく、スピードに乗った高速4ターンをキメれば、それでチャレンジが終わる・・・・
◆パラレルターン大回り(ブルーコース)
今年は雪不足で、特に急斜面での練習不足が際立っていた。1月末の中央養成講習(模擬検定)時は「斜度とコースの狭さに恐怖感」しか感じられ無かった斜面だ。
練習で何度も何度も滑り込み、幅と斜度には慣れた。あとは、ターンの最初(谷周り時)でしっかり外方向に膨らみズラしを忘れず、山回りでカービングを決めればOKだ。
この種目はとにかく元気が一番。多少のミスも元気・積極性で救ってもらえることは過去の経験で良くわかっている。
今度の滑走順はまわりまわって最終滑走者から5人目。つまり約40人の滑り終えを待たねばならない。
応援だから差し入れられたチョコを齧りながら体を冷やさないよう、集中力を切らさないよう、他者の滑りを全く見ずに、ひたすら自分のスタートを待った。
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ようやくスタート順が来る。例によってジャッジの位置を確認。
スタートフラッグが振られる。よし!行こう!!!
いつになくストックを入れ、スケーティング、直滑降まで入れてスピードを求める。プレターンから、落ち着いて外に膨らみながらズレを求める。外足が雪面に噛んだらしっかりカービングして内足を畳みズレないように山回りを決める。
1ターン目は気持ちよいほど決まったけれど、スピードが足りない。思ったより雪が湿りスピードが出ない。2ターン目はあまり上体を浮き上がらないようにしながら、ズレを抑えてカービング。
やはりスピードが足りない。ジャッジは良く見えている。あと二つ。より積極的に行こう!外足が雪に噛んだ瞬間押し込むようにカービング、気が付いた時には4ターン目を終えていた。
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ん~結果、ややスピード不足だったけれども失敗ではない。積極性は表現できた〇の滑りだったと思う。雪質を考えれば、もっともっとスタートでスピードを求めても良かったかもしれない。でも、わずか1か月前は腰が引けて降りることが精いっぱいだった斜面に、すくなくとも「積極的にチャレンジする」事は出来た。
それだけでも自分で自分を評価できるとも思う。まあ自分で納得できる滑りで検定を終えることが出来た。
まず、間違いなく合格だと思う。
大きな失敗は何も無かった。それどころか、いくつかの種目では今季最高の演技で滑ることが出来た。
明日の発表を楽しみに、ヤマを降りた・・・終わった充実感と、ほんの少しの寂しさ、これは検定を終えた後いつも感じる感覚だ。
終わった・・・ちょっとスキーから離れてゆっくりしたい、と思う。
一緒に戦った江別スキー連盟の仲間たち(まだ全員に了承を得ていないので、マスク入れてます)
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