◆ルビンの壺が割れた
新潮社 1080円
新聞の書評で、これは面白そうだ・・・と期待して購入。
さて・・・
◆評価は真っ二つ
Amazonなどで「書評を書き慣れている方」の書評は、概ね★ひとつかふたつ。
→新潮社の見識を疑う
→小さい伏線はあるものの本質を突く伏線が無い
などといった風に評価が非常に悪い。
逆にTwitterなどSNSでの評判はどちらかというと★が4つ、5つと非常に高い
→ゾクッとなる、面白い
→も一回読みたくなる!おすすめ。
といった具合だ。
書かれているソースによって、極端に評価が割れている本である。書評慣れしている方は分析的に批評している感じがするし、SNSで語る方は直感的に批評しているような気がする。
これはおそらく、左脳派と右脳派のスタイルに帰依するモノでは無いだろうかと思う。
左脳は思考と論理の脳・・・つまり分析的、説得的、合理的、理性的なスタイルであり
右脳は近くと完成の脳・・・つまり直感的、柔軟性、創造的、感情的なスタイルなのだろう。
文章の長さは、左脳派が比較的長文が多く、右脳派が短文が多いといえるのだが、これは文字制限に寄っているモノもかもしれず、客観的な指標にはならないかもしれない。
左脳派は文脈、行間、全体の構成を把握しつつ読み進めているように見えるし、右脳派は文章をそのままストレートに素直に読み、受け止めているように見える。
◆
物事を立体的に捉えるためのトレーニングをするのであれば、批判的に読むことと、肯定的に読むこと、その両方の力をつける必要があると言うことか。
つまりは「一冊の本を二度読んでみる」と言うことも面白いと言うことか。
一度は文字・文章をそのまま素直に受け止める。そして、もう一度はすべて否定的に疑ってカカリながら読んでみる。
そうすることで、脳みその多様的なトレーニングができるのか・・・と感じた次第。
◆
興味のある方は、是非、Amazonで書評を見て、Twitterで♯ルビンの壺が割れた、とハッシュタグ検索をしてみて欲しい。
評価が思い切り割れていることを実感していただけると思う。
結局、何を書いてもこの小説はネタバレになってしまうので、こう書くしかないわけなのだ。
私的には、問題作としておすすめ、星は★★★というところか

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